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【高校生】2024年度共通テスト 数学ⅡBC【数学】【統計No1】

小坂

皆さんこんにちは!進学個別指導塾ノエクリ、有松・駅前校の小坂です!

 

今年度の共通テストまでおよそ3ヶ月ほど、高校3年生は目標点数に向けて日々努力を積み重ねていることかと思います。

また、高校1年生、2年生の皆さんは、そんな先輩方の後姿を見て、自分の将来の受験に向けて色々思う所もあるでしょう。

 

今年度からの共通テスト数学は幾つか変更点がありますが、その点について今改めて確認しておきましょう。

特に、来年度受験の高校2年生は、この機会に自分が何を目標として勉強していくべきかを見つめ直すようにしたいところです。

今年度の共通テスト数学IA、IIBの構成は以下の通りです。

 

数学IA

問題番号 科目 選択方法 出題内容 配点
第1問 数I 必答 数と式・図形と計量 30
第2問 数I 必答 二次関数・データの分析 30
第3問 数A 必答 図形の性質 20
第4問 数A 必答 場合の数と確率 20

 

数学IIB(第4~7問は3問選択)

問題番号 科目 選択方法 出題内容 配点
第1問 数Ⅱ 必答 三角関数 15
第2問 数Ⅱ 必答 指数・対数関数 15
第3問 数Ⅱ 必答 微分・積分 22
第4問 数B 選択 数列 16
第5問 数B 選択 統計的な推測 16
第6問 数C 選択 ベクトル 16
第7問 数C 選択 平面上の曲線・複素数平面 16

 

この中でも注目点は以下の二点です。

1.数学Aは今まで選択問題だったが、新たな共通テストにおいては全て必答とされたこと。

2.これまで数学Bだったベクトルが数学Cになり、また、大学個別試験で明確に統計を試験範囲と明記する大学が増えたことで、これまでより遥かに「統計」を選択する意義が大きくなったこと。

 

この場では特に「2.」に関して今後何度かに分けて、本ブログ上で検討していきたいと思います!

 

そもそも、これまでの受験生にとって「統計」を選ぶ生徒はそれほど多くはありませんでした。その理由は概ね以下の通りとなります。

 

(i)数学Bの内容が「数列」「ベクトル」「統計」の中から2つ選択であり、2次試験で「数列」「ベクトル」を問う大学数が圧倒的であることから、共通テストもその2単元を選ぶ生徒が多かったこと。

(ii)(i)との関連で、学校・予備校も多くの授業時間を「数列」「ベクトル」に割いており、問題集に関してもあえて「統計」を含めないケースも珍しくなかったこと。

 

その為、これまで「数列」「ベクトル」を選択した上で、更に今まで受験で大きく取り上げられることは無かった「統計」か、前年度までは数学IIIに含まれていた「平面曲線・複素数平面」のいずれかを選ぶ必要が出てきた、ということになります。

 

とすれば、やはり受験ノウハウが蓄積されている「複素数平面」を選ぶべきなのでしょうか?(「複素数平面」は共通テストはともかく、それ以前のセンター試験時代には長く選択科目だった歴史があります)

 

それは一つの選択肢でしょう。

しかし、私としては敢えて「統計」を選ぶ選択肢をここに提示したいと思います。それは、以下の理由によるものです。

 

I. 「統計」はこれまでも共通テストで問われており、共通テスト過去問の蓄積という面では寧ろ平面曲線・複素数平面に勝る。その為、各種の塾による模試の精度も高いと考えられる。

II. 平面曲線・複素数平面はどちらも幾何学的(つまり図形的)考察を必要とする単元だが、「統計」は幾つかの要点、考え方さえ知ってしまえば、問題としてはかなりシンプルな計算の繰り返しである。

 

本ブログでは上記を踏まえ、今回を合わせて全3回で「統計」についてどの様な点に念頭を置いて勉強すべきかについて特集していく予定です。

本年度の受験生に最後の詰め段階で活かしていただくのは勿論、来年度の受験生も、どの様な点に注意して問題を選択していくべきか、何を勉強すべきかを考えていく助けになればと思います!

それでは、よろしくお願い致します!

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投稿者

小坂

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